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2011年1月15日土曜日

2011年 初春

今年の年賀状は例年といささか勝手が違って、ネット上での挨拶が目立った。

昨年退職した大手投資顧問会社は、一昨年の暮れに買収により経営や営業方針、運営形態が大きく変わってしまい、私を含む多くの仲間が会社を去っていた。昨年はその仲間や、それ以前に勤めていた会社の仲間も含め、フェースブックで繋がった人間関係が飛躍的に伸びた年だった。おかげで新年早々からフェースブックや電子メール、ツイッターなどで新年のあいさつや近況の報告をすることとがめっきり増えた。年賀状は年賀状で、相変わらずある程度決まったメンバーとやり取りをしているのだが...

昨年11月に移ったのはプラベーとバンクを主要業務とする外資系の信託銀行。25年前の当初の外銀信託のライセンスを残す最後のものかもしれない。25年を経てこのライセンスがこのような使われ方をするとは、当時の誰が想像しただろうか。時代は個人金融資産の投資への誘導の時代である。大手中小、外資邦銀、銀証生損保がこぞって押し寄せて来ている時代であるが、果たしてどこが仕留めるのだろうか。5年前のシティバンクのプライベートバンク事件の後を誰も継ぐことはできず、四散したバンカーとその顧客を、誰も長くは引きとめられずにいるように見受けられる。

本当は、何が求められているかを真剣に、まじめに、着実に分析、検証していけば出せる答えを、誰も導きだそうともせずに安直に目の前の浮利を追いかけて、どこにも辿りつけないでいるように見えるのは、私だけだろうか。

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